2025年、「和」のコンテンツは、世界を目指す!
「攻守盤石な事業と組織」をベースに
今、世界で、グローバル化、環境規制、ジェンダー平等、リベラル各種の変化に対する反動、揺り戻しが生じています。
変化を進めてきた革新に対して、保守が内の守りに戻る様、逆行を促します。(米国70年代の解放への加速に対して、80年代保守による50年代回帰の動き、レーガノミクスのスローガン「Make America Great Again」に類似部分もあります。一点、異なるのは当時の産業の焦点は製造業であった処、現在の米国はIT金融に主軸が移っており、ある部分、長期的には復活した点。問題は成長ビジネスと旧態ビジネスの格差。)
長期的には、(スピードに速い遅いの差は生じるものの)「解放の流れと変化」は止められません。我々は、「変化のその先に至る」事が必須であるとの前提で臨みます。
今、コンテンツ産業、メッセージ産業。ライセンスビジネスに於いても、我々プレイヤーが押さえるベースは、過去、国内に閉じた市場へのアプローチを、世界に向けるという方向性。日本というアイデンティティをベースに据えつつ、同時に、同じ地球に生きる人類として世界を一つの市場として見るという事です。
現在進める、日本の発見、再発見のプロジェクト「Discover Japan」。
この目的は、「日本」という我々を育んできた、ある種のコンセプトを軸として、日本を見つめ直し、世界に向けて発信していく事です。
ビジネスとして、フェーズ1では、全国各地に存在する「ナラティブ(物語)の聖地」とコラボレーションした公式キャラクターのマーチャンダイジング事業。フェーズ2では、これらモノにデジタルコンテンツ、AR~XRやAIを実装したアイテム。
フィジカルとデジタルを融合したサービス化により、過去に無い付加価値コンテンツを創り出します。
日本というコンセプトは、二千年以上の間、我々の内に育まれたコンテンツを内包します。そこには、技あり、道あり、食あり、芸能あり、工芸 他があります。
今回、我々は、日本 全国の伝統工芸、サブカルチャー、アニメや特撮系コンテンツ、ナラティブの聖地、名所をコンテンツ化し、活用します。
第一弾としては、昨年、伝統工芸とビートルズの公式コラボレーション(コラボ)による展示販売会を東京、大阪、名古屋、福岡の有名百貨店で催事を展開。第二弾は、東レ パンパシフィック世界テニスとの公式コラボによる展示販売会を有明コロシアムで開催。第三弾は、米国メジャーリーグベースボール選手会との公式コラボレーションにより、大谷翔平含む日本人選手の商品化(未決定)。第四弾は、東宝 GODZILLA 70周年との公式コラボレーションを企画中です。
一方、現在の伝統工芸に加えて、今後のマーチャンダイジングは、木、紙、金属、硝子、陶器、動植物由来など、自然素材。又、バイオプラスティック、再生プラスティックという生態系 循環型の素材による商品化を進めます。
ここにビジネスチャンスが生まれる背景には、これら伝統工芸、自然素材の産業は、石油化学製品が登場して以来、市場を席巻され、ある部分、駆逐され、今は、全国で疲弊している事。バイオ、再生プラスティック素材も全素材産業の中では中々芽が出ない状態です。その現実に反して、今は素材産業の大半を占める石油化学系の素材には、いずれ規制が入り、将来、現在の様には使えなくなる時期が来るという、現実間の「ギャップ」です。
(過去、音楽業界では、アナログからデジタルへの転換の中、確かに、各種パッケージの転換、物流から配信へドラスティックな転換が起きました。変化前の現実の渦中では、その先の変化は実感もなく想像もできないものでした。トレンドが逆回転になり、新規の需要が加速すると、「戦う土台」がドラスティックに転換します。)
将来に向けて、マーチャンダイジング事業に於いて、謂わば、「素材革命」が起きつつあります。素材により表現も変化するという事です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今、我々は、この時代の転換期に向けて「Discover Japan」のプロジェクトを進め、公式ライセンスを活用したマーチャンダイジングに於いて、当事者として「素材革命」の目撃者になります。
我々の「和」のコンテンツは、日本というアイデンティティを持った上で、グローバル化を為していきます。
この「Discover Japan」プロジェクトは、パートナー各社と共に、「Discover Japan」のポータル化を目指します。