2023年、ICA事業のFundamentalとInnovative

2023年賀状デザインを「Contents Invasion to the world」としました。

コンテンツやメッセージは、過去は閉ざされた国、エリアでの流布、流通。今は、国境を越え流通していくのであり、日本のガラパゴスと言われたコンテンツは特に、Invasionに向けた大きなビジネスチャンスがあります。コンテンツをマネタイズするメディアも過去、国内のみ対象にパッケージ流通と放送に閉じていたものから、今、膨大なアウトプットに向け発信、コミュニケートされています。

ビジネスには、「Fundamental」と「Innovative」の2面が必要です。所謂、確固たる事業基盤と次世代に向けた革新性です。ビジネス進化の歴史に於いて、既存のものは必ずいずれ駄目になるからです。

2000年の創業期立ち上げたデジタル事業の盛衰を経て今漸く、フィジカルに於いてインフラ、物販流通の事業が成長の入口にあります。このビジネスを軌道に乗せる第二創業期、先ず、既存ビジネスで成長の基盤をつくります。

今、成長の手応えを感じる一事業は、シネマコンプレックスでのライセンス物販です。ECは必須ビジネスですがECに淘汰されないリアルの要素が「発見と体験」です。この要素を持つコンサート、イベント、シネコンの領域は集客、興行、物販に於いても伸び白があります。ここが先ず、ICAビジネスの「Fundamental」。

例えば、ICAが対象とするシネコンでの物販マーケットが年間100億円の潜在市場があるとして、20%シェアを押さえると年商20億円。その為に必要なリソースとして、人財は編成X名、ロジスティックY名。物流スペースはZ坪を要するなら、その準備と投資を行います。

利益の成長ベースで確信が持てる場合、融資か株式のファイナンスで、人財とスペースを拡充する事ができます。

ビジネスの新たな「Innovative」として現在、次の3つのファクターにチャレンジしています。

国内のコンテンツ事業の北米、南米、中国への「海外」展開。シネコンでのフィジカル物販と並行したデジタルODS配給。又、これまでは音楽や映像のコンテンツの厳密なマネタイズとマネジメントが不可能なインターネットの大海原に於いて、今、初めて唯一無二を特定するブロックチェーンの仕組みが生まれています。そのNFTコンテンツのビジネス。

(Spotifyという最大手の音楽ストリームサービスがあります。世界を席巻した「広告・音楽無料のストリーム配信」モデルです。

Spotifyは2008年10月にサービス開始しましたが、ICAは2008年5月、電通、住友商事、クリーク&リバーと「広告・音楽無料のストリーム配信」モデルのビジネスモデル特許申請を行い、音楽出版社協会で音楽出版社、原盤社各社へ同モデル「MUSIC AD」のプレゼンを行っています。日本に限らず世界の論調は、「音楽を無償化するのは、時期尚早」というものでした。)

その後、Spotify等の広告・ストリーム配信によるサブスクモデルが世界を席巻した結果、音楽は単曲聴きによる「情報」として消費され、単価は無償に近づきつつあります。

一方、過去、ビニール版による複数曲での表現モデル、その後CD時代は、音楽はアルバム聴きにより「アート」としてコンセプトが表現されていました。

2023年の現在、(日本人らしき創始者による)ブロックチェーンの仕組みを世界に拡がっています。ICAは、「アルバムアート」というNFTアート作品、ロック名盤700タイトルを1枚ごとに、音楽、ジャケットアート、制作者ごとのコミュニティづくりを目指します。

NFTによるデジタルアートとジャケットによるリアルアートをセットでリリース。現在、事業パートナーと企画立ち上げに向け、ブレストを重ねています。

「サブスク」モデルは、ある種、レコード会社などの原盤社の業界に於いて違法サイトに対するネガティブな合意形成であった事に対して、「アルバムアート」モデルは、ポジティブな合意形成ができる可能性があります。

以上、新規事業の各プロジェクト、既存事業含め、それぞれスタッフは自立、日々進化する様、受け身でなく自らの明確なビジョンを打ち立て、仕組みをつくりマネジメントを行います。