5G革命、「第一幕」3 2021年の総括
2021年年始より、国内でCovid19は、緊急事態宣言で始まり、結局、株の変異によりパンデミックを2年間続け、更に5G革命によるネットの役割の先鋭化という潜在的な変化を加速させました。
過去、モノの購入には実店舗に行かなければいけませんでした。現在は、「手の平」に「ヴァーチャル店舗(EC)」があり、手軽に購入決済ができます。
「ネット」の大きな役割は決済でもあり、「リアル」は「ネット」に代替できない価値でマネタイズする必要があります。その大きな役割は(需要を喚起する)「発見と体験」です。
ICAは現在、デジタルに始まったコンテンツ事業をフィジカルに於いて強化する中、物流のインフラ構築には「アニメ」というキラーコンテンツを活用しています。
ICAのマーチャンダイジング事業は後発であった為、マーケティング面では差別化すべく、当初よりPOP UP STOREやシネマコンプレックスという「体験」の場により、物販の需要喚起を進めています。
「記録メディア」に於けるライツマネジメントという事業は、「デジタル」であれ、「フィジカル」であれ、権利者に求められるのは「プロモーションとディストリビューション」というマーケティングの機能です。コンテンツ事業に於いては、2000年に開始したデジタル領域だけでは限界があり、2010年に開始したフィジカルだけでもいずれ限界が来ます。2020年からは、そのクロスオーバーする領域にアプローチする 事業領域のインキュベーションを目指しています。
ICAは、年始より目ぼしいHP制作会社10社以上を廻り、結果、パートナー「アートフレア社」とのアライアンスを決めました。2021年12月、HPをフル・リニューアルするに当たり、将来は権利者と使用者のマッチングをはかるデジタルとフィジカルのコンテンツ「PLATFORM」β版(*)をスタートします!
国内配信市場をつくってきた「3G配信」CPに対して 通信3大キャリアが決済代行の撤退を前倒しして来た時期でもあった為、ICAは、改めて配信契約中のライセンサー(原盤権社)全社に対してアプローチし、この「PLATFORM」構想の普及・啓蒙を進めています。
ICA組織に関しては、2021年の11月NTTドコモの配信決済代行の「前倒し」撤退に伴い、スピード持って事業構造の改革を断行しています。
ICAのマーチャンダイジング事業は現在、急速に成長しているものの、その成長を支える事業構造がデジタル単体の時代のままである為、現在進める 仕入原価構造と販管費構造の改革によって、デジタル事業を越える月次の利益額に上げていきます。
先ず、マーケティング面の連携強化の提案等行う中で、取引先メーカー全社へアプローチし、マーチャンダイジング事業は後発であった事より「比較的高額であった仕入率」につき、仕切り直しを推進していきます。又現在、取引先販路全社へアプローチし、マーケティング面の連携を提案しています。
組織構造の改革としては、「ロジスティックス」を「編成」とセパレイトすべく3名アルバイトを雇用(人件費はイーブンと)しました。2022年からは、「編成」スタッフによる「進捗管理表」等の計画に基づき、期限までに「ロジスティックス」スタッフ自らが作業完了までできるようにします。
12月、販売管理に関しては、長期契約につき個々、個別具体的に見直し交渉を行い、レギュラー契約である 消耗品費、複合機、家賃、ホスティング契約は減額完了。「不要」な通信契約の3G通信、KDDIプラットフォーム、ドメイン、著作権契約は解約により、原価圧縮を完了します。
以上の様な計画と行動も、スタッフ各位は 今回を一つの「テストケース」として参考にして、個々、スタッフ自身、今後、営業上は 自ら変化を起こす計画と行動、管理上も 自ら変化を起こす計画と行動を、現在の延長に無い「イノベーション」として行えるようになる必要があります。このイノベーションは、現在の既存事業のベースを持ちつつ行います。
更に今後は、「アーティスト系コンテンツ」の領域で、現在「アニメ系コンテンツ」のマーチャンダイジングで進めている方法論の「横展開」を実行していきます。
世の中は、大変な勢いで変化しています。
我々自身、それを越えるスピードで先手を打ち、変化し行動しなければいけません。時代に置いていかれない様に、時代の機先を制し飛躍していく為に。