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2010年、音楽ビジネスに於いて‘Wild’な変化

2010年4月



現在の政治、経済の転換期を「明治維新」に例える傾向がありますが、過去の秩序が壊されルールが変わり、大手資本のパワーの源泉が根底から覆され群雄割拠となりつつある時代は、寧ろ、「戦国時代」と言えるのかも知れません。これから当面は、混乱の中で新たな秩序が再構築されていく期間であると思われます。

1.通信キャリアによる携帯インターネットのオープン化がもたらすもの
携帯電話の通信キャリアは、自社の公式ポータルの課金を、携帯インターネットの非公式領域に解放しつつあります。また、各通信キャリアは、(公式領域でなく)携帯インターネット全体を対象とした「スマートフォン」への展開に力を入れます。公式領域と非公式領域、そしてパソコン・インターネットとの境界線はなくなりつつあり、その先では、海外のように、インターネットを携帯端末でアクセスし見に行くという世界に集約されていきます。現在のアップル社のスマートフォン端末、iフォン、iPAD、グーグル社のアンドロイド携帯の世界です。
携帯インターネットに於いてオープン化は、進化の必然であり、通信キャリアやコンテンツプロバイダーにとっては新たなビジネスチャンスを生むもの。消費者にとってはユーザビリティ向上と価格破壊を促す歓迎すべきもの。そして経済活動に於いては、日本独自の「ガラパゴス」状態を打ち砕く、グローバリゼーションに繋がるものです。

 2011年「シム・ロック フリー」の衝撃
'11年に、どの携帯電話端末であれ、どの通信キャリアの利用も可能となっていきます。(今、ソフトバンクは猛反発しているようですが)所謂、シム・ロックが順次解除されていくということです。
これにより何が起きるかです。以前、iフォンが上陸した時期、通信キャリアと端末メーカーの密月が終わり、海外のように仕様に関して「端末メーカー主導」になる時代が来ることを予測し、当社は端末メーカーで国内ナンバーワン・シェアのシャープ社と音楽配信の協業を始めましたが、まさにこの動きが加速するということです。
即ち、通信キャリアは通信インフラという本来の(土管屋の)役割に戻り、元電電公社、NTTドコモが優位性を持ちます。どのメーカーの端末であれ、インターネット全体にアクセスし、そのコンテンツを楽しむ時代がやって来るということです。コンテンツ配信に於いて、主流のビジネス・ルールも大きく変わります。

 エピソード1「サイマル放送」の開始
2009年年末、ミクシイが有料の音楽配信サービスから撤退しました。当初より原盤の権利者が通信上のストリーム配信にさえ中々利用を許さず、まさに著作隣接権の利用の不自由さが原因でした。著作権に関わる法律が未整備の時代、インターネット・ラジオにとって音楽の著作権利用がネックとなり、多くの事業者が不自由を訴え、last FM等海外での成功モデルが日本では撤退するような現象もありました。
今、サイマル放送により、放送で使用した音楽を同時に通信で使用した場合、放送での柔軟な法律が通信でも包括的に適用されるようになり、ネットでの音楽著作物の利用の自由度が増しました。
ここで注意すべきは、これら放送により、なし崩し的に、通信の「著作隣接権(原盤)」の利用開放が進む可能性があるということです。

2.音楽の権利ビジネス
当社スタッフと話す中、「今、CDは売れないものの、‘アーティストが売れる’とは、何を尺度(指標)とするものだろう」と話題に出ました。また、レコード会社が新人を発掘し育てる余裕がなくなる中で、益々アーティストサイドの配信事業に対する期待が大きくなってきているようです。前者は、権利運用の仕組みに関わる変化であり、後者は権利の利用に関わる変化です。
アーティストにとっては、事業上は、自分達の音楽についてビジネスを委託した場合いかほど露出し流通し、その結果いかほど「儲かるか」が興味の対象です。音楽ビジネスは、「権利の利用に対する対価の支払」に集約されます。ヒットの尺度は、権利の利用頻度であり、それを促す仕組みを作ることが、CD事業の次の世代で事業者に求められる役割です。
今後、システム面では、アーティストにとって権利の「インプット(=管理の委託)」が便利である「音楽の登録」の受け皿が必要とされます。そして、フロー面では、権利の利用として「アウトプット(=音楽の流通)」の仕組み作りが重要になってきます。この仕組みは、「アグリゲーション」と呼ばれる著作隣接権運用の「原型」が進化した先に存在します。間もなく、アーティストが自ら制作し自ら保有するようになる原盤の権利を、著作権同様、管理事業者に委託する時代が来ると思います。当社は、あるレベル以上の音楽の量と質を持ち、この委託の受け皿をシステム上で具体化し、運用事業を開始する必要があります。

 コンテンツ流通としての公式サイトの展開
「アウトプット」の一つとして、当社運営の公式サイトは、オープン化が進む中でも、その販売力を高めていかなければいけません。オープン化がビジネス形態を塗り替えてしまうまでに、当社は公式サイトの事業形態を変化させていかなければいけません。
一つのビジネスの可能性として、あるサイトに於いては公式領域と非公式領域の「ポイント共有化」を試みようと思います。
また、現在の公式サイトに於いて「横断的なサービス」展開、即ち、サイトの同一ブランドを非公式領域の「スマートフォン」へ供給することも‘Challenging’なテーマです。

 コンテンツ流通としてのスマートフォンへの展開
2010年、携帯インターネットに於いては、アップル社iフォン上、Google社アンドロイド携帯上、マイクロソフト社Windows上で、iTunesストア、アンドロイド、通信3キャリア、ポータル事業者、携帯端末メーカー等が、スマートフォン向けに、グローバル展開を視野に入れ、20〜30%の手数料収入によるコンテンツ・ポータル事業を開始しました。再び、コンテンツとディファクトをめぐった切磋琢磨が始まりました。

 音楽ビジネスに於ける‘Wild’な変化
国内の通信キャリアが中心となるオープン化の流れとは別の次元として、インターネット上の究極のオープン化とは、国境による諸々の制限がなくなってくることです。アジアは、著作権ビジネスは未整備、未開発であるものの、コンテンツ面とマーケット面で、今後数年間で急成長し、市場自体を大きく変える可能性があります。その中で中心的ポジションにある日本・中国・韓国に於いて、コンテンツ流通、放送、イベント等に於いてビジネス上のコラボレーションも盛んになると思われます。更に、中国は、コンテンツ流通の「アウトプット」として外せない市場であり、その人口規模も影響しグローバルに活躍するアーティストが生まれる可能性もあります。同時に、グローバル市場に於けるシステムの標準化へも大きな影響力を持ってきます。仮に、‘得体が知れないものの、感覚では理解でき、大きく躍動をしていく感じ’を‘WILD’と表現するなら、まさにそのような変化がアジアにはあると感じます。

これから当社は、時代の転換期に於ける飛躍と発展のために、他の人々とのコミュニケーションの中で、活きた鮮度の高い情報を貪欲に収集し、システムの標準化の動き、または、通信キャリアのアプローチ等に対して、的確なビジョンを持ち、機先を捉えた手を打っていかなければいけません。

以上